2025年10月4日(土)に徳島駅前のアミコビル・とくぎんトモニプラザで開催された
徳島県青少年講座「キャリア・デザイン・カフェ〜食にまつわる学びの世界〜」に参加しました。
徳島県青少年講座「キャリア・デザイン・カフェ〜食にまつわる学びの世界〜」
📍イベント概要
令和7年度 徳島県青少年講座
「キャリア・デザイン・カフェ〜食にまつわる学びの世界〜」
日時:2025年10月4日(土)13:30〜16:00
会場:とくぎんトモニプラザ大会議室(徳島市寺島本町西1丁目5)
主催:特定非営利活動法人 牟岐キャリアサポート
地球温暖化は、私たちが日々日にしている農林水産物に大きな影響を与えます。身近にある農林水産物を食材にしてきた「地域食」に着日することで、環境の変化を学ぶことができます。本セミナーでは、本成町及び上勝町の事例を参考に考えます。

食から広がる、キャリアと地域のつながり
このイベントは、特定非営利活動法人 牟岐キャリアサポートによる企画です。
2025年度地球環境金助成金を活用して「環境と地域食に関する学びの拠点創出プロジェクト」に取り組んでいるということで、徳島の地域食をテーマにした開催でした。
小学生・高校生・大学生に加え、運営スタッフや関係者の大人たちも参加。
「食」という身近なテーマを通じて、環境や地域について考える時間となりました。
徳島県の上勝町と牟岐町の事例や情報のインプットの後、参加者同士でのグループワークを行いました。

会場でのグラフィックレコーディング

当日は、グラフィックレコーダーの高尾さんがイベントの内容をリアルタイムで壁に貼った模造紙へライブ記録を行っていました。最後にはグラレコを使った振り返りの時間もあり、そうそう、こんな話があったな、こんな意見が出てたな、を改めて確認できました。
さらに、過去にグラフィックレコーディング講座を受講くださったイラストレーターの方も見学と実践練習を兼ねてテーブルで手元の可視化に挑戦!
「実践の場で描く」経験を共有しながら、学びの循環が生まれる時間になりました。
小学生もグラレコに挑戦!
イベントの内容やレポート、グラフィックレコーディングについては別の方からアップや紹介があるかと思いますので、この記事では小学生の参加やグラレコチャレンジについて紹介させていただきますね
今回は、小学生の子どもたちが参加しつつグラフィックレコーディングにチャレンジ!
小学6年生・4年生の男の子たちは初めての挑戦でした。
小学生たちには「今日は聞くだけじゃなくて、気になったことを自分なりにメモしたり、書いてみよう」と伝えていました。
- 🎨 6年生の男の子(初チャレンジ):全体を大枠でまとめ上げる構成力が印象的。
- 🍽 6年生の男の子(2回目のチャレンジ):食の部分に焦点をあて、テーマを絞って整理。
- ✏️ 4年生の男の子(初チャレンジ):自分の気になった言葉を丁寧にピックアップして記録。
- 🌷 2年生の女の子:スライドや他の人の絵を見ながら、自由にお絵描きの練習を楽しみました。








一人ひとりの描き方が異なり、それぞれの視点や関心の違いが見える時間に。
グラレコを通じて「聞く・考える・描く」が自然に重なる瞬間がたくさんありました。
イベントに参加しながら、インプット→アウトプットを行うことで、学びを深められたと思います。
描き間違えちゃった、聞き間違えてて言葉が違ってた・・・!それらも含めて、まずは描いてみるチャレンジがしっかりとできてよかったです。
ワークショップの時間も運営・進行の方やテーブルの他のみなさんのサポートもあり、小学生たちも意見を出したり発表の機会をいただきました。
高校生や大学生、大人に囲まれて大丈夫かな?と心配でもありましたが、年齢や立場をこえたフラットな場で、小学生たちも安心して参加できたと思います。
ご一緒してくださったみなさま、ありがとうございました!
帰りに「ちょっと長かったかな?」と聞いたら、「つかれた〜でも面白かった!」「一緒のテーブルにいた先生がおもしろかった!」「いろんな人がいるんやなと思った」と、それぞれ持ち帰るものがあったように思います。
休日はスポーツの試合や友達・家族との予定で忙しくなりがちな小学生たちですが、
学校の授業とはまた違う、こうした“学びの時間”に参加することは、貴重な経験だと感じました。


余談ですが、会場には「環境」や「食」に関する本も並べられていました。
その中の一冊、『あおいほしのあおいうみ』は海をテーマにしたビジュアルブック。
絵や写真がたっぷりで、子どもたちも手に取って見やすい、とても素敵な本でした。
帰ってすぐに通販で購入。人との出会いだけでなく、知識との出会い、そして素敵な“本との出会い”もあったイベントでした。


学びを形に、そして次の世代へ
今回のように、一緒に描くことで、「伝える」ことや「共有する」ことの楽しさが広がっていくのを感じました。
また、自分と相手の気になったポイントの違い、描き方の違いに気がつくこともできました。
プロのグラフィックレコーダーやイラストレーターの方の絵を見て「あ〜こうやって描いたら分かりやすいなぁ」とか、「ここは聞き逃していた!」など違う視点や伝える方法を知ることができました。
また、参加後には、自分が描いたグラフィックを見ながら「参加していない人に説明する」時間も設けました。
その場でのアウトプットに加えて、自分の言葉で改めて説明することで理解が深まったのではないかなと思います。
個人的には、これからも、目に見える形にすること、アウトプットすることの良さが子どもや若者の学びの場で活かされていくような機会をつくっていきたいと思います。