2024年12月11日、日本情報通信株式会社(NI+C)の社内イベントとして開催された業務改善プロジェクト(プロセス甲子園)の全国大会にて、グラフィックレコーディングを担当しました。
このイベントは前回も担当させていただいたもので、継続して関わらせていただいております。
全国から予選を勝ち抜いた16チームが一堂に会し、それぞれの業務改善に関する取り組みを発表しました。
前回出場のチームや、今回初出場のチームもあり、さらにパワーアップしたイベントをビジュアルでの記録で入らせていただいております。
ビジュアルでのリアルタイムでの記録と会場展示
今回も発表はリアル会場で行われておりましたが、私自身は会場ではなくオンライン配信に接続し、発表内容をリアルタイムでグラフィックレコーディングしました。
その場で記録したデータを即時に共有し、会場で印刷してパネルに貼り出して展示していただきました。
16チームもの出場があるため、どのチームがどんな話をしたか、特に後半になるにつれ曖昧になることがあります。
発表ごとの展示で、発表内容を振り返ったり、概要を掴むためのツールとして活用いただけたようです。
会場の皆様からは「ライブ感が楽しめた」「発表内容を振り返ることができた」等の声があったと伺いました。
グラフィックレコーディングの工夫
発表者の自然な笑顔の似顔絵入り
発表者のお写真は事前にご本人お気に入りのものを送っていただきました。ペットと一緒の写真やお子さんと一緒の写真など、笑顔が素敵な写真をお送っていただいています。オンライン対応ということで実際にお会いできておりませんが、自然な笑顔の普段に近いお写真を共有いただくことで雰囲気の近い似顔絵をご用意できたかと思います。
チームの発表に沿ったレイアウトでの可視化
前回は全てのレイアウトを統一し、現状と課題・取り組み報告・今後の目標・まとめ…と全く同じテーマで中身をチームごとに変更する方法を採用しました。今回は、ベースのタイトルや似顔絵のレイアウトのみは統一した上で、各チームの発表内容や流れに沿ってそれぞれのレイアウトで作成する方法を採用しました。
より柔軟に描くことで、チームごとに重視している点や流れも分かりやすく可視化できたかと思います。
レイアウトを統一することで、チームごとの発表の特徴を見比べやすいように工夫しました。
イベントを盛り上げる!ライブ性を重視した記録
発表終了後すぐに印刷・展示を行うことで、リアルタイムのライブ感を重視しました。
担当者の方からも、発表をその場で描く「ライブ感」が良かったので、また依頼する際も時間をかけて正確なものを作成するよりも、一部間違いがあってもライブでの記録という点を重視したいとのコメントをいただきました。
発表の記録はできるだけ正確なものを心がけておりますが、どうしてもライブでの記録は聞き間違いや書き間違い、勘違いなど正確性に欠ける場合があります。
それらも含めて、イベントを盛り上げるツールとしてご活用いただき、パフォーマンスとしても楽しんでいただけたようです。
当日の質疑応答コーナーも記録
当日会場から出た質問と回答もできる限りポイントを押さえて記録しました。苦労した点やプロセス、工夫した点など、他のプロジェクトや改善業務でも取り入れられる視点が多かったように思います。それぞれのチームでの共有に、記録が役立てば幸いです。
完成したグラフィックレコーディング
終了後に各チームの皆様には内容のご確認をいただき、フィードバックを反映し、修正したものを最終納品させていただいました。
こちらで掲載の画像も、修正後のものになります。
納品したものの中から、許可をいただいたものを掲載しております。掲載許可いただき、ありがとうございます。
グラフィックレコーディングを会場に展示
当日の会場にグラフィックレコーディングを印刷して展示いただきました。終日のイベントのため、休憩時間等にもご覧いただけたようです。
優勝チームには優勝旗を!
優勝チームにはグラフィックレコーディング内に優勝旗を描き加えました。
実際に会場でも優勝旗が手渡されます。優勝されたチームの皆様、おめでとうございます!
まとめ
日本情報通信株式会社さまの社内イベント、プロセスの改善というテーマで記録を担当させていただきました。
現状の課題を見つけ出すだけでなく、業務改善のための具体的なプロジェクト化と、そのプロセスを社内で共有する素晴らしいイベント。課題解決に向けた取り組みとその実現に至るプロセスを知ることができる発表は、毎回新たな発見があり、私自身も楽しみにしています。
USANET合同会社では、企業イベントや社内会議におけるグラフィックレコーディングを通じて、アイデアや取り組みをビジュアルで分かりやすく記録・共有するお手伝いをしています。ぜひお気軽にご相談ください!