グラレコ(グラフィックレコーディング)って、話を聞きながらリアルタイムに絵や文字で記録していきますよね。
いわば速記。ゆっくり丁寧なイラストを仕上げる、書き込むことよりも、スピードが必要になることもあります。
だから「どこまで描けば相手に伝わるのか?」ってけっこう大事なテーマだと思っています。
例えば人の顔。
眉毛なども描けばより豊かな表現になりますが、実はそこまで描かなくても十分伝わります。
シミュラクラ現象とは?
「シミュラクラ現象」、言葉は聞き慣れなくても、おそらく多くの方が体験したことがあると思います。
シミュラクラ現象(シミュラクラげんしょう)とは、人間には3つの点が集まった図形を人の顔と見るようにプログラムされている、という脳の働きである[1]。和訳は類像現象[1]、シミュラクラ効果とも呼ばれる。
「シミュラクラ」という言葉は、「人や物を表現または模写した物」(似姿)を意味する英語の”simulacrum(英語版)”(シミュラクム)の複数形の”simulacra”に由来する。”simulacrum”はラテン語で「似ている物」の意味である[2]。
人は他人や動物に出会った場合、敵味方を判断したり[1]、相手の行動、感情などを予測したりする目的で本能的にまず、相手の目を見る習性がある。人や動物の目と口は逆三角形に配置されていることから、点や線などが逆三角形に配置されたものを見ると、脳は顔と判断してしまう[1]。心霊写真と呼ばれる現象の多くが、これで説明できるとされている[1]。
(出典:Wikipedia「シミュラクラ現象」)
天井の木目が人の顔みたいに見えて夜中に怖くなったり、マンホールの蓋や昔ながらの電気が顔に見えちゃうのもこの現象ですね!
「目と口」っぽい配置があるだけで顔として認識してしまうそうなんです。
人の脳って、けっこう省エネ(?)ですね!
グラレコに活かせる「最小表現+アイコン」

シミュラクラ現象を考えると…グラレコでも、目と口だけ描けば「顔」として十分伝わりそうです。
眉毛や鼻、ほっぺ、髪型を描く余裕があればもちろん表現は豊かになりますが、最小限なら目と口だけでOK!
さらにおすすめなのは、感情アイコンをプラスすることです。
- 汗マーク=焦ってる
- 怒りマーク=イライラ
- 音符=うれしい・楽しい
これをちょっと添えるだけで、表現の幅が一気に広がります。
「最小表現+アイコン」、サッと描けて伝わる、グラフィックレコーディングには強い味方です。
まとめ
- グラレコは速さが大切な場面もある。細かく描きこまなくてもOK!
- シミュラクラ現象からも分かるように、人は「目と口」だけで顔を認識する
- =最小限+感情アイコンで十分伝わる
- 描き込みに悩んだら「シンプルでOK!」と思い出すのがポイント
会議のスピード感に合わせて全部を描こうとすると追いつけません。
だからこそ「最小限で伝える」ことを意識してみると、グラレコがもっとラクに、もっと楽しくなると思います!
オンライン:グラフィックレコーディング講座のご案内
基本を抑える🔰グラレコ講座✍️〜初級編〜楽しく描こう🎨初心者歓迎👍
絵が苦手でもOK👌安心の初級講座で、まずは基本を学ぼう🎵学びにも仕事に役立つ、ビジュアルを使ったコミュニケーション🤝
まずは講師から直接学びたい、基本から知りたい、自分でもやってみたい!と言う方向けにオンラインでグラレコ講座を開催しています。日程が上がっていない時はお気軽に開催リクエストをお送りください。

🧭 こんな講座です
「ちょっと気になるから、まずは基本から」
「仕事や活動に活かしてみたい」
「子どもとのコミュニケーションで使ってみたい」
そんなあなたの“基本から学ぶ”第一歩を応援する、60分の安心講座です✍️
初心者の方でも大丈夫。いっしょに描きながら進めていきます😊
そだてよう🌱聴く力∞描く力✍️グラレコ練習道場
ちょっと聞いてほしい方、もっと書いてみたい方集合〜!おしゃべりしながら練習しよう
グラレコはしているけど、練習の場がない、そんな方は一緒に練習しましょう😊

🧭 こんな講座です
「ちょっと誰かに話を聞いてもらいたい」
「誰かの話を聞いて描いてみたい」
「練習したいけどひとりだと続かない」
「フィードバックが欲しい」
そんなあなたの“描く力”と“聴く力”を一緒に育てていく、グラレコ練習の場です✍️
おしゃべりしながら、楽しく気軽に手を動かしてみましょう😊