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「可視化」と「見える化」の違いは?描く仕事を通してグラフィックレコーダーが考える

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グラフィックレコーダーのさの はるかです。 「見えない想いをカタチにし、未来の幸福を創り出す」を理念に、一人ひとりの想いを大切にし、視覚化を通じて未来への一歩を応援します。 グラフィックレコーディング・ビジョンイラスト・広告を通して、企業や団体の「想い」や「魅力」を届けます。
目次

「可視化」と「見える化」ってどう違うの?

「可視化」と「見える化」って、似ているようで、実は少し意味が違います。
普段、グラフィックレコーダーとして“描く”ことを仕事にしている中で、この違いを言葉にしておきたいなと思ったので、今回はそんなお話です。

可視化とは:目には見えないものを、見えるようにすること

「可視化」は、思考・感情・価値観のように、もともとは目に見えないものを“見えるように整える”こと。

たとえば、誰かの想い、場の空気、会話の構造。言葉だけではつかみにくいものを、図や線、イメージで描くことで、
「あ、そういうことか」と受け取ってもらえるようにする。

私がしているグラフィックレコーディングも、まさにこの“可視化”の仕事です。話し合いや対話の中にある背景や意図、繋がりを、ひとつの画面に描いていく。ただの記録ではなく、「伝わる」「分かり合える」状態をつくるために描いています。

例えば同じ言葉でも、声のトーン、表情、手振り身振りなどで全く意味の異なるニュアンスになることがあります。
それらも含めてビジュアルで表現していけるのが、グラフィックレコーディングかなと思っています。

ちなみに私がグラフィックレコーダーとして活動しているのでこの言葉を使っていますが、ファシリテーショングラフィックや、ビジュアルファシリテーションなど別の言葉のほうがこの内容だとしっくりくる方もいらっしゃると思います。

ここでは、一旦私がグラフィックレコーダーとして描く中でしていること、として表現させていただきますね。

見える化とは:見えることで、動けるようにすること

一方で「見える化」は、現場や組織の状態・数字・進捗など、“どうなっているか”を明確にして、行動や判断につなげること

たとえば、業務フローを図にする、進行状況をボードで見せる、どこが詰まっているかをすぐに把握できるようにする。これが「見える化」です。

“誰にでもすぐわかるようにする”という意味では似ているけど、「可視化」は内面や構造にスポットを当てること、 「見える化」は外側の状態を行動に結びつけること。そういう違いがあるように思います。

あくまで私の解釈ですが、それぞれの言葉にはこのような違いがあると認識しています。

私の仕事は「可視化」に軸がある

私のしていることは、“見える化”というより、“可視化”に近い。
言葉にならない気持ちや価値観、複雑な話の背景、バラバラの声をひとつのイメージに整えて、“あ、そういうことか”と感じられるようにする。単に情報を目に見えるようにするだけじゃなくて、
それを通して“伝わる”とか“分かり合える”状態をつくること。だから、私が使うなら“可視化”という言葉がマッチしているのかな、と思います。

これは、グラフィックレコーダーとしてのスタンスでもあります。
情報をまとめるだけではなく、「どうしたら、その人の想いや、場の声が届くか」を大切にしています。
これはグラレコに限らず、ですね。
イラストレーターの方や、マーケティングに関わる方、その他様々な職業の方も、重視するユーザー視点につながるかと思います。

さいごに

それぞれの言葉の意味を整理してみて、やっぱり私がしているのは「可視化」だと整理できました。
言葉にならないものを言葉にする。見えない想いをカタチにする。
言葉だけでは伝え切ることが難しいものを、描くことで伝える

言葉を超えて分かり合える世界を目指して、グラフィックレコーダーとして、これからもその可視化の力を、届けていきたいなと思っています。

USANET合同会社は、一人ひとりの想いに寄り添い、
見えるカタチにして届けることで、幸福を広げ、
未来をより良く変えることを目指しています。

心の中の想いや、実現したい未来…見える形にして、伝えませんか? 伝えたい想いや届けたいビジョンがある方を応援します。

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