最近増えているというマイクロ法人。代表は自分だけ、従業員なし、拡大の予定なしのまま、法人化してあっという間に5期目に入りました。
これまでを振り返ると、いろいろと「ちゃんと」していないまま進んできました。
今まで何してたの、え?そんなこともしてなかったの、と笑われそうで恥ずかしいですが、ありのままを記録しておこうと思います。
経営者向けの研修プログラムを受講
春から秋にかけて経営者むけの研修プログラムを受講しました。経営者向けといっても、私のように従業員のいない代表や、個人事業主の方も受講できるプログラムです。これまでもデザイナー職の方なども受講されていると言うことで、イラストレーターの私も飛び込んでみました。
定員は10名、満席!業種や事業規模、従業員数もそれぞれ異なる10名と同期となり一緒に学びました。
また、複数の経営者の方が伴走支援を行なってくださいました。
研修終了後の1on1がスタート!計画・実行・課題など振り返り
そんな研修の中でサポートしてくださった1人の経営者の方が、終了後も個人的に3ヶ月ごとに1on1の面談をしてくださることになり、今回はその初回でした。
その経営者の方は、私のどんな小さな悩みも笑ったり馬鹿にしたりせず、常にリスペクトを持って接してくださっているのを感じます。
また、私が長年の課題としていることを継続して実践されているので、本当に心から尊敬しています。
なかなか近づけないと思いながらも、日々の小さな習慣化から少しずつ真似をしているところです。
事業計画書・単年度計画に沿って振り返り
研修では事業計画書、単年度計画等を作成していたので、そちらをもとに8月から11月までの振り返りを行いました。
財務の視点:会計の把握・計画・実行
今までのどんぶり勘定や、税理士さんに丸投げで自分でなにも把握できていない会計を反省し、まずは数字を把握することから取り組みました。
ここは研修の中で行ったことですが、第4期(2024年7月まで)の決算書を確認し、次年度の予算計画を立てました。
財務の視点:単年度計画の計画内容
単年度計画として、財務の部分は以下の内容を記載しています
- 仕事上の必要経費と家計分を把握する
- 未払金を返済し、会計上で数字をきれいにする
- 会社にキャッシュを残し、次年度から役員報酬を上げるための準備を整える
え?そこから?というような内容ですが、そこからなんです…。当たり前のことすぎるんですが…。
今までやっていなかったのは仕方ないので、一歩ずつでも進めていきます。
財務の視点:2025年8月から10月で実行したこと
- 仕事上の必要経費と家計分を把握する
・月締めで売上-経費=利益確認の予定でしたが、月末の忙しさや出張続きでさっそく挫折。
・継続性重視で、3ヶ月ごとに締める、に変更します!
・8-10月の結果を出して、確認し、年間計画とも照らし合わせました◎ - 未払金を返済し、会計上で数字をきれいにする
・これは受講中にも一人法人のためどちらでもいい、すぐにしなくてもいいと他の方からもアドバイスいただいていた内容ですが、気持ち的に一度きれいにしてスッキリしたかったので実行しました。
・会社→個人への未払金を一括返済し、スッキリしました!決算書もシンプルに◎ - 会社にキャッシュを残し、次年度から役員報酬を上げるための準備を整える
・経営セーフティ共済への加入と役員報酬の変更を行いました。
・【中小企業倒産防止共済(経営セーフティ共済)加入手続き】金額は変更ができるということで、ひとまず少額ですが無理のない金額で引き落としの手続きを行いました。会社の経費(損金)にできると言うのは大きいですね!
・【役員報酬変更】10月から役員報酬を変更しました。報酬変更してから3ヶ月分の平均なので1月くらいに変更届を提出し、社会保険料も変更となります。
会社ではなく個人視点になりますが、下記も進めました。
・【小規模企業共済 加入手続き】こちらは個人からの支出で会社の損金にはなりませんが、所得控除の対象にはなります。また、私のような働き方は退職金もないので、将来を(やっと)考えはじめて加入しました。
・【旅費規定の作成】旅費規定を作成し、出張時に日当を支払う仕組みも整えました。
財務の視点:サポーターからのアドバイスと次のタスク
- 定期預金をつくる
経営セーフティ共済や小規模企業共済などいずれも長期的な備えですが、アドバイスを受けて、短期で引き出せる資金を別に確保することにしました。何があるか、分からないので備えは必要ですよね。と言うわけで、今まで全くしていなかった定期預金を行います! - NISAを知る
恥ずかしながら、やってないどころか、全く知識がないです…。まずは知るところから、少額からで、という言葉に背中を押してもらい、少しずつでも勉強していきます。
長期的な視点で備えることと、短期的に柔軟に動けるようにしておくこと。どちらも大事ですね。
このように、これまで全く興味関心がなく、よく分からないからと目を背けていた会計やお金のことについて、やっと(本当にやっと!)向き合うことができています。
例えば同年代なら、このあたりのことって10年とかもっと前に済ませてるんじゃないかな…と思いつつ、今からでも遅くはないと信じて勉強していきます。
契約書や知的財産に関すること
契約関係では、現状では先方が契約書を用意してくださることが多いのですが、自社のものも整えておく必要があると思っています。
9月に国のよろず支援拠点の専門家に相談しました。創業依頼、なにか困ったときは専門家の先生のお力をお借りしています。
まずはすぐに対応できる方法としてデザイン職の先生から見積書の備考欄に補足を入れる形も教えていただきました。
年内に作成した契約書を一旦クライアントに出して確認していただくのが、現在のタスクです。
生活面:ワークライフバランスについて
この3ヶ月の実情
9月10月は出張や夜の予定が多く、週の半分は夜に家にいない日が続きました。
家庭とのバランスを考えると、少し多すぎたと感じています。
一方で、8月は夏休みをとって海や川、旅行と、子どもたちとたくさん遊びました。
メリハリが効きすぎていたなと感じています。特に9月10月の出張は、楽しさややりがいも大きい反面、さすがに毎週遠方となると疲れてしまいました。
家庭と仕事のバランスについては悩みと葛藤で長年行ったり来たりしています。あっという間に長男は来年中学生、下も少し手が離れてきたのを感じています。
子育ての時間は限られているしフェーズも変わってくるので、後悔のないように家族の時間を大切にしたいと改めて思いました。
働き方の課題と方針
「定休日をつくる」「忙しい時期もきちんと休みをとる」「現状のクライアント都合に全て合わせるのではなく、自社カレンダーに合わせてもらうように変更し自分の生活を守りながら働く方法にシフトする」といったアドバイスをいただきました。
特に制限もなく自由な分、なんとなく仕事して、なんとなく休んで、といったダラダラ気分での働き方になっています。夏休みなどはしっかり取っていますが、それ以外の日常の働き方はメリハリがない現状。
実は単年度計画にも「稼働日と休日を明確に分ける」と自分で記載しているにもかかわらず、忙しくなって余裕がなくなると…といった状態でした。切り替えが苦手です。課題ですね。定休日、作ってみようと思います!
今後3ヶ月に向けてのタスク(11月〜1月)
1on1の面談では、最後に次の3ヶ月で行うタスクを整理しました
・自分のスケジュールをつくる(定休日を決める)
・アウトプットを仕組み化する(スケジュールとも関連)
・NISAを調べる(知識ゼロからの勉強)
・会社と個人の定期預金をつくる
・契約書を一度出してみる
3ヶ月後の面談できちんと報告ができるように、しっかり実行していきたいと思います!
これを1年、2年と継続すると、私、もっと変わられるかもしれない✨
個人面談(1on1)の感想やメリット
私はずっと「上司が欲しいなぁ」と思っていました。
一人で仕事をしていると、自由な分、先延ばしにしたり、自分に甘くなって振り返りを後回しに、ついにはしなくなっていました。
AIコーチやAI上司と計画を立てて…というのも試してみましたが、結局は自分から働きかけないといけないので、私人の意思の弱さが露わになるばかり。思いついてはやらずに終わる、やりっぱなしで振り返らず次に活かせず繰り返す、AI上司に話しかけない、みたいなことが続いていました。
一人でできる人は、本当にすごい!私は瞬発力で一時的には達成できても、継続が難しいという課題がずっとありました。
でも、サポートをしてくださる方との1on1があるだけで、急に背筋が伸びました。
「報告の場がある」と行動が変わりました。程よいプレッシャーが良く作用していると思います。
モチベーションを保つにあたり、人の存在の大きさを感じています。ありがたいですね。
まとめ
以上、8月から10月、3ヶ月間の単年度計画に沿った振り返りでした。
次回の1on1は1月末の予定です。変動の大きい仕事なので、また別の課題が出てきているかもしれませんが、相談できる相手がいるって心強いですね。
1年後に報告の場があるため、個人的なメモのような内容ですが3ヶ月ごとに記録を続けていきます。








