2025年9月に開催された「第3回かがわ子育てステーションスキルアップ研修」で、グラフィックレコーディング(グラレコ)を担当しました。
三豊市市民交流センターに、子育てステーションのスタッフや行政職員の方が集まり、地域とつながる支援の在り方について学ぶ時間になりました。
ステーション登録団体職員、行政職員など45名の方が参加されていました。
当日は大分県から、NPO法人アンジュママン 施設長 小川由美さんがお越しくださり、事例をもとに支援側の関わり方、あり方についてお話ししてくださいました。
USANET合同会社では、当日の小川さんのお話をipadを使ってデジタル記録、および当日の参加団体のみなさんによる活動報告やグループでの話し合いの内容を、模造紙にリアルタイムに描いて記録を行いました。
終了後は参加者の方が写真撮影などで振り返りや参加できなかったスタッフへのシェアで活用してくださった他、小川さんの講演の内容は後日参加者にデータで共有されました。
香川県「第2回かがわ子育てステーションスキルアップ研修」
香川県「第3回かがわ子育てステーションスキルアップ研修」
かがわ子育てステーションは、香川県内にある、子育て家庭や妊産婦などが気軽に立ち寄れる県内の子育ての拠点です。
このステーション登録している県内の施設に対して、研修会が開催され、今回のイベントは第3回目の研修となっています。
香川県では、子育て家庭や妊産婦の方に対する、相談援助等のサポートをすることによって
地域全体で子育て家庭等の不安感・負担感を緩和することを目的としてかがわ子育てステーションを設置しました。
現在、県内に220ヶ所以上の登録施設があります。このかがわ子育てステーションの登録施設の方や子育て支援に関わる方の資質向上を目指し、よりニーズに沿った関わりができるよう、全5回の研修会開催を予定しております。
https://npo-wahaha.net/news/entry-16115.html
イベント詳細
家庭にとっての課題は様々ありますが、施設内だけで解決できるものばかりではないかと思います。そこで親子の居場所としては他の機関とつながり、連携がとれるようにしておくことが大切になります。研修では、行政の様々なメニューと連携しながら解決につなげてきた子育て家庭への支援や寄り添いの事例について経験が豊富な講師による講義がございます。
また、ステーション登録団体による多機能型拠点での取り組みについての事例発表の時間も設けております。令和7年9月19日(金)13:30~16:00(受付13:00~)
場所:三豊市市民交流センター(三豊市豊中町本山甲192番地1)
テーマ:『様々な機能と連携したおやこの居場所づくり~地域に根付いた活動から~』
講師:NPO法人アンジュママン 施設長 小川由美さん
引用元:【参加者募集】第3回かがわ子育てステーションスキルアップ研修 | 香川の子育て支援・改善 認定NPO法人わははネット


広〜い会場、スクリーンも大きいので見やすいですね!
グラレコのポイント:デジタルと模造紙の両方で記録!
今回は講師の方の講義内容はipadで、当日の活動報告やグループワークは模造紙で記録させていただきました。
グループワークでは実際に私もテーブルに入らせていただき、参加者の方の話を伺いました。

当日参加できなかった子育て施設の方もいらっしゃると言うことで、共有や全体像の把握などにもご活用いただけるように意識して描きました。
事例共有ではエピソードとして分かりやすいように、漫画…まではいかないのですが、イラストやふきだしを使ってストーリーラインや状況が掴みやすいように意識して構成しています。
グラレコが思い出すきっかけとなれば幸いです。
「そうそうこんな話だった」「この時に、こんな意見も出ていた」「うちでもこれならできるなと思った」のように、各施設ごとでの取り組みや意見交換につながり、地域にさらに支援の輪が広がるきっかけのひとつになれば、と思います。



データ共有するので印刷して見る方もいらっしゃると言うことで、内容は2枚に分けて記録。
A4サイズに印刷した時の見やすさ・読みやすさを意識しながら作成しています。

単なる記録ではなく、その後の活用の時に「使えるもの」になるように、事務局の方と相談をしながら対応させていただきました
完成したグラフィックレコーディング(講義内容を記録したデジタルデータ)は、かがわ子育てステーションのホームページ等でも公開されています。


令和7年度第3回かがわ子育てステーションスキルアップ研修会実施のご報告
お知らせ詳細|かがわ子育てステーション
令和7年度第3回かがわ子育てステーションスキルアップ研修会グラレコ資料
研修レポート:参加した感想
当日はわははネットの理事長、中橋さん進行の元研修が進められました。
「研修」ってなんだか、硬いイメージがありませんか?私は研修と聞くと「きっちり」「カッチリ」したイメージを持ってしまうんですが、この研修は一味も二味も、違います!中橋さんの手腕、そして講師の小川さんのお話で、まるでライブのよう。笑いあり、真剣な時間あり、話しやすい・質問しやすい・交流しやすい空気感でした。会を重ねるごとに会場の参加者同士の「わいわい感」も増しているような気がします。横のつながりが、今回もまた広がったのではないでしょうか。
今回は事例発表としてNPOフレンズさんの多機能拠点サニーハウスのお話や、子育てネットくすくすさんの多機能拠点の取り組みが紹介されました。

当日は質疑応答の時間もありました。「知る」こと、「伝える・発信すること」の大切さや、新しいものだけではなく今ある資源に目を向けることの大切さを感じました。
大分県での事例をもとにしたアンジュママ小川さんの講演
妊娠期からの伴走支援が拠点にとっても保護者にとっても重要だったことが感じられる事例では、その初期のつながりからのスタートで、現在さらに利用者さん同士をつないでいく広がりにつながっていました。
病児保育の事例では、担当課だけでなく幅広いネットワーク(=顔の見える関係)が生きていました。
他にもファミサポ、ホームスタート、地域のお祭りでの他団体との連携などの事例が紹介されていました。
共通して私が感じたのは、どれもひとつの課題に対して「ピンポイントの直接的な支援」だけで解決できると言うわけではないことです。めぐりめぐって後に生きてきたり、間接的な支援が結果としてうまく作用したり、本当に地域全体で行っていくことなんだな、と言うことを強く感じました。
アンジュママンの小川さんからの「思考が大切」と言うお話が印象に残っています。
どうやったらできるか?どんなことならできるか?例えばすぐに完全に解決できなくても、自分の範囲ではなくても、自分にできることが、ある。
ただ、すぐに目に見える反応や結果がないとき、時には不安や疑念が湧いてくることもありますよね。
小川さんは、”そんな時は「なんのために」活動するのかに立ち戻ることが大切”と伝えてくださいました。

「なんのために」この核、芯の部分、理念ですね。ここを考えることは、本当に大切だと思います。
私自身は今回参加されているみなさんとは業種としては異なりますが、小川さんの想い、言葉、考え方…心に響く言葉がたくさんあり、本当に感動しました。
認定NPO法人わははネットさんの開催報告さんのホームページにも、当日の開催レポートが掲載されています。
「どうやったらできるかな?」まずはその思考から、ですね。ぜひご覧ください。

USANET合同会社へのご依頼について
USANET合同会社では、オンライン・対面の両形式に対応したグラフィックレコーディング(グラレコ)を実施しています。
iPadを用いたデジタルでの記録、模造紙を使ったアナログでの記録のいずれにも対応し、セミナー・講演・ワークショップ・社内会議・経営層ミーティングなど、目的や、会場・環境など場の設定に応じて柔軟に対応・ご提案しています。
また、経営理念・ビジョン・パーパス・コンセプト・プロジェクトの方向性などを可視化するオリジナルイラスト/ビジョンイラスト、行政や地域の計画・施策に関するビジョンマップ制作など、組織や地域の人の想いを共有し、次の行動につなげるためのビジュアルづくりにも力を入れています。
D・I・E(ダイバーシティ・インクルージョン・エクイティ)やSDGs、サステナビリティなど、多様性や社会的テーマを扱う場での対話の可視化にも幅広く対応しています。
ご依頼いただく主なシーン
・セミナー・講演・シンポジウムでのリアルタイム記録(グラフィックレコーディング)
・研究会・ワークショップ・フォーラムでの議論・対話の整理
・社内研修・プロジェクト・経営層会議、戦略策定会議でのビジュアル記録・共有
・経営理念・ビジョン・パーパスなどのビジュアル化(ビジョンイラスト)
・行政・地域の計画に関するビジョンマップや方針図の制作
・広報・プレゼン・報告書向けのまとめイラスト制作
言葉だけでは伝わりにくい内容に、イラストやビジュアルの力をプラスしてみませんか?
地方(徳島県)を拠点に活動していますが、オンラインでの打ち合わせや出張対応により、四国・中国地方をはじめ、関東・関西・九州にも対応しています。
グラフィックレコーディング・グラレコ・ビジョンイラスト・ビジョンマップ・イラストレポート・図解制作などのご相談は、まずは下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。






