株式会社クロスメディスンの代表取締役である中井洸我さんよりご依頼いただき、あわベビ 泣き声が“わかる”ようになるアプリ。の背景となる産後うつの課題イラスト・そして目指す未来のビジョンイラストを制作しました。
クライアント:株式会社クロスメディスン
納品形式:データ納品
ビジョンイラストは事業プレゼン時のスライド資料としてご活用いただいているほか、「創業の想い」としてホームページにも掲載されています。
制作のプロセス
- ヒアリングと資料提供
中井さんから、直接お話を伺ったほか、産後うつの課題や未来への想いを綴った文章、そして今回のイラストで表現したい内容についての資料をご提供いただきました。背景も含めて丁寧に共有いただいたことが制作の方向性を明確にし、スムーズな進行となりました。 - ラフイラストの提案
初期段階で課題とビジョンのラフ案を提出し、フィードバックを基に調整を重ねました。 - 多様な視点の反映
子育て事業を行う関係者からもご意見をいただきながら、内容をブラッシュアップしました。 - 最終納品
完成したイラストをスライド資料やホームページで活用いただける形でデータ納品しました。
あわベビ -産後うつの課題と目指す未来- イラスト制作への想い
イラスト全体に関する制作のポイント
あわベビの世界観に沿ったデザイン
アプリの既存のカラーやイラストのタッチを取り入れ、ブランドイメージを大切にしながら制作しました。
多言語に対応できるよう、イラストのみで構成
英語など他の言語でのスピーチや紹介でも使用される可能性が高いと言うことで、言語に依存しないデザインに。文字を使わず、イラストのみで課題を伝える仕上がりを目指しました。
課題イラスト制作のポイント
産後うつという課題の可視化
子育てにおける大きな課題の一つである「産後うつ」を具体的に描き出し、その背景にある問題点をシンプルでわかりやすく表現しました。
実は、最初のご提案は納品版とは異なるイラストでした。
中井さんからいただいたフィードバック
“赤ちゃんの泣き声自体がストレスというよりも、本来は可愛くて成長を示す泣き声が、ストレスに「なってしまっている」と捉えています。赤ちゃんの泣き声はストレスという思考から、泣いていること自体、泣き声が楽しい」への転換を目指しています。”
こちらの内容を踏まえて、表現を変更しました。
私自身にも3人の子どもがいます。特に子どもたちが乳児期は、「なぜ泣いているのか分からない時」「泣いているのに十分に対応できない時」「自分以外に頼る先がないor少ない時」に特にストレスを感じていました。3人きょうだいが4歳、2歳、0歳の時期に日中に一人で対応しなければならない環境だった時が、一番辛く感じ、追い詰められていたように思います。
でも子どもたちが成長した今は、日常の中で出会う赤ちゃんの泣き声が、とても愛おしく、かわいらしいと感じます。どうしたの?なんて言ってるのかな?何を伝えたいのかな?想像するのも楽しいですよね。
このように、赤ちゃんの泣き声自体は同じでも、自分の状況や環境で泣き声が「ストレス」になってしまったり、「愛おしく楽しいもの」になるんですよね。
それを踏まえて、課題とビジョンのイラスト両方で、赤ちゃんの泣き声を同じアイコンで表現しました。
イラストのパパは、赤ちゃんが何を伝えたいのか分からなくてママに聞いていますね。でも、ママも分からないんですよね。一緒に考えながら、子育てしたいですね。「課題」の表現ということで、そんな様子を描いてみました。
結果、保護者は安心して子どもを自分以外に任せたり、人を頼ることができます。安心して頼れる先がたくさんあることは、子育て中にとても大切なことだと思っています。そんなイメージが、イラストを通じて伝わったら嬉しいです。こんな子育て環境が実現したら、とっても素敵ですね!あわベビのこれからを、応援しています。
ビジョンイラスト制作のポイント
未来への希望を描く
あわベビの目指す未来をイラスト化し、ポジティブで温かみのある表現を意識しました。
中井さんから共有いただいたメッセージ
”思い描く未来は、パートナーだけでなく、地域の全ての人・ロボットなど誰もが子育てに参加しやすくなる姿です。”
この世界を表現しました。
ビジョンでは、あわベビにより赤ちゃんの伝えたいこと、望むことを理解することができて、その結果「みんな」で「楽に」子育てする様子を描きました。「楽」は「楽しい」でもありますね。
「みんな」には、保護者だけでなく、きょうだい、祖父母、家族、ベビーシッター、近所の人など、多様な人が含まれます。男女も年齢も、国籍や属性も、子育ての経験もプロかどうかも関係なく、あわベビがあることで「みんな」が子育てに関わりやすくなります。
さらに、「みんな」にはITツールやロボット、データを活用した医療との連携も含まれます。
結果、保護者は安心して子どもを自分以外に任せたり、人を頼ることができます。安心して頼れる先がたくさんあることは、子育て中にとても大切なことだと思っています。そんなイメージが、イラストを通じて伝わったら嬉しいです。
まとめ
目指す未来の子育て環境が実現したら、とっても素敵ですね!あわベビのこれからを、応援しています。
課題やビジョン、想いを伝えるイラストのご依頼について
USANET合同会社では課題やビジョン、想いを伝えるイラストの制作を承っております。
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